三菱サラリーマンさんとは?
私がサイドFIREを目指してブログを書くきっかけになった理由の一つに「三菱サラリーマン
が株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログの存在があります。
詳しくは本人のブログを読んでいただきたいのですが、
簡単に三菱サラリーマンさんの経歴を説明すると、
14歳で為替研究をはじめ、慶應義塾大学に入学後、北京大学留学を経て、三菱系大企業に入
社し30歳で7000万円に到達、FIREを達成したハイパーエリートです。
給料も日本人の平均を大きく上回っており、その給料の8割を投資に充てているというから
驚きです。
私はここでふと、疑問に思ったのです。
「これって再現性あるのだろうか」と
華麗なる経歴を持ち、莫大な給料が入りながら、節約を徹底し投資へ8割回す。
これができる人って日本の中でもほんの一握りですよね。
今回は様々な有識者の方の意見も参考にしながら、三菱サラリーマンさんのFIREについて
どれだけ再現性があるのか調べてみました。
どうやって資産を増やしたのか
そもそも高給取りだったとは言っても30歳で7000万円の資産を築くことは容易ではありま
せん。では三菱サラリーマンさんはどうやってそれだけの額を築けたのでしょうか。
答えは支出の最適化と投資です!!
まずは支出の最適化から見ていきます。
支出の最適化
三菱サラリーマンさんは支出の最適化に向けて全力で取り組んでいました。
支出の最適化とは「節約」という言葉に、更に前向きなイメージを持たせるべく、三菱サラ
リーマンさんのブログ内で頻繁に用いられている言葉です。
節約という言葉は本来ネガティブな意味合いはないのですが、「ぎりぎりまで切り詰めて自
分を追い込んでいく」みたいなイメージを持たれる方が一部いらっしゃるかもしれません。
支出の最適化はあくまで「自分の価値観や夢・目標に照らし合わせて、金銭に関わる経済行
動に対して適切に取捨選択をする」ことを指します。節約よりも更に前向きな言葉というこ
とで本ブログ内でも使っていこうと思います。
具体的な節約方法
三菱サラリーマンさんが行っていた具体的な「支出の最適化の例」として以下のものが挙げ
られます。※ブログから抜粋
①ペットボトル飲料を買わず、水筒持参
②たばこを買うなら、たばこ株を買え
③飲み物は白湯でOK
④彼女や彼氏とのデートは、公園で手作り弁当ピクニック
⑤書籍は図書館利用
⑥会社の飲み会は必要最低限
⑦株主優待を徹底活用すべし
⑧散髪はセルフカットか、1000円カット
⑨携帯は格安SIM
⑩プールやジム等のフィットネスは公共施設を活用
⑪コンビニでの買い物は避けよ
⑫買い物カート使うな
⑬支払いは現金でなくクレカで
⑭保険いりません
自分も実践できそうだなと思うところもあるのですが、流石にセルフカットは厳しいです
笑。
ただよく見てみると、修行僧のような生活をイメージしていたのですが、そこまででもない
ような気もします。
自分はもともと節約というか、クレジットカードのポイントや保険には入らないなど、
実践しているところもあり、中々再現性は高そうだなと感じています。
1年間でどれくらい節約できるのか計算してみた
というわけで上記に挙げた14個の節約方法だけでどれくらい年間の支出を抑えられるのか計
算してみました。20代の一人暮らしという前提で計算します。
あくまで仮定ですので大まかな目安として考えてください。
人によって千差万別なのは百も承知ですが、イメージを付けやすくするために無理やり計算
してみます。ご承知おきください。
①ペットボトル飲料を買わず、水筒持参
ペットボトル飲料は外出中とか仕事場にある自動販売機でついつい買ってしまいますよね。
人によると思うのですが、1週間で150円の飲料を3本買うと仮定すると
年間で23400円です。
②たばこを買うなら、たばこ株を買え
私はたばこを買わないのあまりイメージが付かないのですが、
ひと箱500円のたばこを1年間買ったと仮定すると年間で175000円です。
たばこ株は銘柄や今後の成長性に依存するので今回はたばこを買っただけの想定で計算しま
す。
③飲み物は白湯でOK
白湯であればほぼお金は要らないですよね。沸す電気代くらいでしょうか。
無視してもいいくらいの額だと思います。
水筒に白湯を持ち歩くことでコーヒーなども買わなくなります
1週間で毎日コーヒーを1杯150円で週5杯飲むと仮定すると一年間で39000円になります。
④彼女や彼氏とのデートは、公園で手作り弁当ピクニック
デートはどこに、いつ、どれくらい、など条件によってさまざまです。
これは人によるとしか言いようがありません。私はめんどくさいのでとりあえず年間10万円
とします。あまり厳密な計算ではないのでそこは大目に見てください笑
⑤書籍は図書館利用
図書館の利用料は基本的には無料ですよね。
欲しい本が図書館にあるのかどうかも重要になってきますが、、。
年間にどれくらいの本を買うのか自分の例で計算してみると
年間3万円くらいでした。
⑥会社の飲み会は必要最低限
私は飲み会が大嫌いです笑
会社の飲み会もほとんど断っています。入社2年目(ブログ執筆時)で断りまくるのは流石
に反感を買うのでたまに顔を出すようにはしていますが、、。
飲み会が多い職場という仮定で1週間に2回合計7000円と仮定して
年間364000円です。
⑦株主優待を徹底活用すべし
これこそどの株式を購入したのかで全く違ってきますし、
そのときの経済情勢が大きく影響しますので、今回は割愛します。
⑧散髪はセルフカットか、1000円カット
散髪は男性か女性かで変わってきますよね。
女性であれば厳しいかもしれませんが、男性で気にしない人はセルフカットでもいいでしょ
う
ちなみに私は中学生のころに1000円カットで前髪が全ロスしたトラウマがあるので、
絶対に無理です笑
毎月一回美容院に行くとして一回7000円、年間84000円と仮定します。
⑨携帯は格安SIM
格安SIMはめちゃくちゃおすすめです。
大手のキャリアを使っている人が多くいると思いますが、
支出を最適化するにあたって最初に手を付けてもいいと思います。
毎月何もせずに高いお金を払い続けると人生と言う長いスパンで見ると膨大な出費になりま
す。
ちなみに大手3キャリアの通信にかかる月額料金は平均9,397円です。
格安SIMは人によってどれくらい容量を使うかで金額が変わります。
今回は20GBで2000円想定として、年間24000円を大手3キャリアの年間通信料112000円
から引いた88000円とします。
⑩プールやジム等のフィットネスは公共施設を活用
今回は24時間を例にとって計算してみます。
24時間ジムの料金相場は、月額3,000円~1万円程度
https://verus-gym.com/column/gym-fee/#24%E6%99%82%E9%96%93%E3%82%B8%E3%83%A0-2
間をとって6000円としましょう。これを年間に直すと72000円です。
⑪コンビニでの買い物は避けよ
コンビニって高いですよね。しかもついつい目的以外の商品まで手にしてしまう。
少しだけと思っていても簡単に1000円を超えてしまいます。
スーパーで買っていればよいものをコンビニで「今日だけはいいや」と
小さな散財をしていると年間で大きな差となって家計を圧迫してきます。
コンビニは便利ですが、割高なので注意する必要がありますね。
今回は週に2回コンビニで1500円ずつ買うと仮定して
同じものをスーパーで買うと1000円つまり500円高いと仮定します。
年間に直すと、52000円分の余分な出費が発生しています。
※実際は何をどれくらい買うのかによっても価格差は大きく異なりますし、スーパーへ移動
する時間というコストもあるので単純には比較できませんが、、。
⑫買い物カート使うな
これは三菱サラリーマンさん曰く、本来買わなくていいものを買うことを防ぐため
とのことです。あとは自らで持つことで筋トレになるとか?
金額的にどれくらい差がでるのか測りようがないので今回はノーカウントです。
⑬支払いは現金でなくクレカで
クレジットカードで支払いをすることは私も普段からやっています。
これはクレカで購入することで購入金額に何%かポイントが付与されるため
お得ということです。
一回の支払いで付与されるポイントは微々たるものですが、仮に3%のポイントが付与される
クレジットカードで年間支払いを150万円行ったとすると
年間で45000円追加でもらえることになります。
45000円を多いとみるか少ないとみるか人によると思いますが
長い人生で見るとこれは途方もない金額になっていくのです。
それにクレカで支払いをすると履歴が残るため
家計簿を作ったり、自分が何にどれくらいお金を使っているのか把握しやすくなります。
現金のみで支払いをしている人は是非クレカでの支払いに切り替えることをおすすめしま
す。
⑭生命・医療保険には入らない
三菱サラリーマンさん曰く、日本は保険制度に恵まれており、家族環境などケースバイケー
スながら、貯蓄性・円建て・外貨建て・変額等々種類に関わらず、生命保険や民間の医療保
険等は基本的に必要なしという考えとのことです。(団信、火災保険、自動車保険は除きま
す。)
私も基本的には民間の保険に追加で加入する必要はないと考えています。
しかし、「民間の保険はすべてが要らないものだ!!」とも思いません。
近年特に若者の間では「民間の保険は必要ない!」「保険はぼったくりだ!」と少し過激な
意見が散見されます。
あくまで自分の考えで十分に理解して保険を選ぶのはよいことだと思います。
駄目なのは保険に入るかどうかではなく、自分が理解していないものにお金を出すことで
す。
それは保険に限らずすべてにおいて言えることですね
少し逸れましたが、保険は家族構成や保険商品によって千差万別です。
今回は上記記事を参考にして20代の一人暮らしの平均10万円を年間にかかる保険の費用とし
て計算します。何度も言いますが、人それぞれなので大体の目安として考えてください。
で、結局年間でいくら支出を減らせるの?
ということで、14項目を合計すると、、、、、
年間で1172400円支出を減らせるという結果になりました!!!!
100万を軽く超えてきましたね。(計算まちがってたらすみません)
年間で117万円節約できるってすごくないですか!!
もし浮いた117万円をNISAで10年間投資に回したら、、、
117万を12月で割って、月々97500円10年間NISAの枠で投資信託に入れたと仮定します。
上記サイトで年利5%で運用したと仮定して計算したところ、10年後には15203033円とな
っていました!!
1500万ですよ!!支出の最適化のパワーをまざまざと見せつけられた気がします。(あと、
複利のパワーも笑)
ちなみに年利5%は多少リスクを取った投資を想定していますし、今後の経済状況によって大
きく変わる可能性があります。投資に絶対はありません!!あくまで仮定のお話としてご認
識ください。
まとめ
今回は三菱サラリーマンさんのセミリタイアについて再現性があるのかという分析の中で
三菱サラリーマンさんが行っている支出の最適化について詳しく見ていきました。
支出の最適化について上記14項目ご紹介しましたが、全て達成できなくてもその多くは皆さ
んでも行えるかと思います。
そういった意味で再現性は十分にあると考えています。
その上で具体的に年間で117万円支出を減らすことができるという結果となりました。
そして今回最後に少し触れましたが次回は「投資」についてです。
支出の最適化と投資でどこまで再現性があるのか、、、。
後編も良ければご覧ください