前回は支出の最適化編ということで、凡人でも十分に再現性があるという結論に至りまし
た。
今回は投資編ということで、三菱サラリーマンさんの行っていた投資が凡人でも再現性があ
るのか見ていきたいと思います。
そもそもの話
そもそも投資は入金力がすべてと言われます。どんなに値上がりしても100円しか入金して
いなければ、その利益も微々たるものですよね。
そして入金力を上げるためには「収入を増やすこと」と「支出を減らすこと」が求められま
す。支出の最適化については前回述べた通りですが、凡人でも十分に再現することは
可能だという結論でした。そして収入について触れていませんが三菱サラリーマンさんは
相当高年収だったと言われています。それはご本人が途方もない努力で手に入れたものです
し、周りの環境にも大きく影響されます。
多くの人にとって会社員としての収入を今すぐ増やすことは簡単なことではありません。
ですので会社員として高収入を得ることは凡人には再現性は低いと思います。
しかし、今は副業で稼ぐことも可能です。
それに前回の記事内容でもあったように、支出を最適化することは誰でも可能です。
ですから、その二つで十分に入金力は増やせると考えています。
問題は上記画像の運用利回りの部分です。要はどんな投資対象にいくら入金するのかが
重要になってきます。
最初に断っておきますが、投資はすべて自己責任です。確実に利益が出るなんてことはあり
ません。資産を大きく減らす可能性もあります。あくまで予想として最終的には自己判断で
投資の判断をしてください。筆者は皆さんの投資で被った損失について一切責任を負いかね
ますのであらかじめご了承ください。
三菱サラリーマンさんの行っていた投資とは
さて三菱サラリーマンさんはどんな投資を行っていたのでしょうか、
結論からいきますが、高配当株に投資して配当金を再投資するというものです。
高配当株とは何かという説明は以下のリンクから動画を見るとわかりやすいと思います。
ここでは高配当株投資に関して詳しい説明は省きます。
株式投資に対して最低限の知識がある前提で話していきます。
1つの銘柄に投資してその株が運よく上昇し、巨万の富を築いたというのであれば、再現性は
全くないのですが、高配当株に分散投資して配当金を貰いながら再投資を繰り返していたと
いうのであれば、再現性はあるように感じます。
高配当株投資は再現性あるのか？
ある程度の銘柄選定が行えるほどの知識があれば十分に再現性はあると思います。
しかし、多くの凡人にとってこの方法が30歳で7000万円を貯めてセミリタイアする、もし
くは、それに近づくための最適解なのか？というと
かなり微妙だと思っています。その理由をいくつか紹介していきます。
そんなに増えないのでは？
そもそも高配当株といっても配当金は株式代金の数％程度です。
既に莫大な資産があったり、入金力が高い人にとっては数％でも良いかもしれませんが、
多くの人にとって数％の配当金では大した額にはなりません。分配金を再投資しても
30歳で7000万円まで資産が膨れ上がることは難しいと思います。
いつまでも高配当とは限らない
いつまでも高配当とは限らない、つまり減配のリスクがあるということです。
そもそも、株式ですからその企業の株価の変動はもちろん、最悪倒産することだってあり得
ます。そうなるリスクを減らすために分散を行うのですが、どの株を買えばいいか判断する
ことも簡単ではありません。凡人にとって株式の選定や手間を考えると再現性が高いとは言
えません。
高配当株よりも無難に指数連動型インデックス投資でいいのでは？
リスクとリターンを考えると個人的には巷で話題の「オルカン」や「S＆P500」といった指
数連動型インデックスファンドでいいのではと思います。ネット証券で口座を開設し、毎月
コツコツと定額を積み立てていくことが、凡人にとっての再現性がある投資ではないかとい
うのが結論です。
ただ、高配当株投資を否定するつもりは全くありません。もちろん「自分は株が好きで銘柄
選定が趣味だ」とか「リスクをより取って仮想通貨にフルベットする」という人もいると思
います。リスク許容度は人それぞれですから各々が好きな投資手法を取る分には自由です。
ただ、私は三菱サラリーマン「投資」という観点で言えば再現性がないとも言えないが、別
の方法でもいいのでは？という結論になりました。
インデックスファンドについてはまた別の記事で詳しく書いていくつもりです。
もしよければ、ご覧ください。
結論 30歳で7000万セミリタイアは再現性あるか？
結論として三菱サラリーマンさんの30歳7000万セミリタイアは「支出の最適化」は再現性
があるが「高配当株投資」という観点では凡人には難しいということになりました。
個人的な意見ですが、副業で収入を増やし、支出を減らし、その分を長期目線でインデック
スファンドへ投資を行うことで、凡人でも35歳、40歳と、より長期のスパンで見れば、セミ
リタイア可能なくらいの資産を築くことは可能であると思います。
その人の家族構成や収入、投資結果によってさまざまですが、支出の最適化については行っ
て損はありません。今すぐにでもできることです。是非今日から行動を起こしてセミリタイ
アに向かって一歩ずつ前進していきましょう！
また、本記事はあくまで個人的意見です。投資は自己責任ですのでよろしくお願いいたしま
す。
